ウナボンの泣き泣き日記

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4.不妊専門病院デビュー

☆不妊専門病院デビュー☆

2003.9(33歳)

恐る恐る不妊専門病院へ行ってみた。
以前勤めていた会社の近所だったので、前から良く知っている場所だったが、
まさかこのビルの中に不妊専門病院が入っているなんて夢にも思わなかった。

とてもきれいな病院でちょっとしたエステみたいな雰囲気。
でも患者の人数と言ったらハンパじゃない!イスに座れない人もいる・・・。
こんなに沢山の女性をまとめて見たのは、女子高以来だったので
‘不妊で悩む人がこんなに多いなんて大変だな~’
としみじみ思ったが、私はまだ不妊の自覚がないので他人事だった。

受付を済ませてから一時間半後にやっとT先生に会えた。
「フーナー不合格だったんだって?ホントかなぁ~」
自分がこの前までいた病院の検査結果を全く信じていないT先生。
「これがフーナー合格のいい例だよ」
と誰の精子か知らないが、顕微鏡の様子が写ったモニターを見せてくれた。
無数の精子がまっすぐ同じ方向に向かって一生懸命泳いでいる。
なぜか可愛い。オタマジャクシ・・・その通り。

この病院では排卵日をエコーと採血の両面から推定する。

女性の身体は普段、
バイキンや精子を異物とみなして子宮に入れないようにしているらしい。
それが排卵日頃になると『頚管粘液』というのが分泌され、精子を通りやすくさせるのだという。

・・・って言う事は、きちんと排卵日を見極めないと、フーナーテストの合否にも影響する。
‘O病院はエコーで卵胞計測しかしなかったから、見極めが甘かったんじゃ・・・’
なんて思った。

まずエコーを受けた。
「おかしいな~、卵胞大きくなってないな~」
T先生はブツブツ言っていた。
本来なら、排卵近くなると卵胞が20mmくらいに育っているはずなのに、私の卵胞は13mm・・・。
「採血してその結果を電話で聞いてね。その時、次の指示出すから」
との事で、帰宅し夕方問い合わせた。
「3日後にまた来てください」と言われたので、また病院に行った。

この日もエコーと採血。
3日も経っているのに卵胞の大きさは変化なし。
だけど多少ホルモン値が上がってきたので、やっとフーナーテスト実施日が決定。
この病院では受診前日の晩に性交する決まり。
朝から頑張らなくてもいいだけ、気分もラクだ。

‘これだけ排卵日をきちんと見極めたんだから、今日の結果が本当の結果だな’
なんて思いつつ、受診した。
私の頚管粘液の様子を見せてもらった。
・・・が、しかし
一匹もいない!あ、いた!でも、動きがない。グッタリしてる・・・。
やっぱりこの病院でも不合格だった。

「タイミングは今日でバッチリなんだ。
 ごく一部を採取しただけだから、体内では生きているのがいるかもしてないんで今月はこのまま様子をみよう」
という結論になった。

『なんで私の卵胞育たないんだろう?』
ちょっと厄介なことになりそうな予感がした。

***** 5.またフーナー へ続く *****


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